Love under the lily pad / Humming Toad

2001 SEEDS-006 \2,100(税込み)
  
 1. Angel baby
 2. My lady Penelope
 3. Ohio super express
 4. Happy time
 5. Mirror
 6. Brand new love
 7. Love wonderland
 8. My harmonica's dead
 9. Love under the lily pad
10. Full moon
11. The theme of Humming Toad

  

  
 ぼくの中に“ デン ”といすわっている音楽がふたつある。
 ひとつめは、ぼくが音楽をはじめるきっかけになったビートルズ。
 はじめて聴いたときからだいすきだたった、そしていろんなバンドでドラムたたいてるときも、
 もちろんb-flowerのメンバーとして活動してても、すきでいつづけられたビートルズの音楽。
 ジョン・レノンのように歌いたい! あんなカッコイイコーラスをやってみたい!
 そういう思いはいつまでたっても消えないもので、今もライブやレコーディングなんかで、ぼくの
 根底に流れてるのは、そういう思いなのである。

 ふたつめは、言わずと知れた「歌謡曲」。
 本人の意志とは関係なしにテレビからラジオから流れてた歌謡曲。
 気がつくと、思わず歌ってしまっちゃってた歌謡曲。
 小さい頃から聴いていた(聴かされてた)演歌、ヒットポップスには、やっぱり
 思わず口ずさんでしまうほどの影響を受けているのである。

 僕自信が、何ものにもとらわれず、何の邪心もなく作った曲。
 それには、やはりどこかビートルズと歌謡曲の香りがただよってしまうものなのです。
 よく言えば「飾らない自分をさらけだした曲」とでも言いましょうか・・(カッコよすぎ?)
 ぼくにとって、このアルバムの曲たちは、何回も聴いて思わず口ずさんでしまう曲たちです。
 このCDを聴いてくれた人が、思わず口ずさんでくれたなら、それは僕の思うツボ。
 おっと、その前に・・・買ってね!

岡部わたる 
  

            

  
 b-flowerの音楽は、かめばかむほど味の出るスルメのようだとよく人に言われます。
 そういう喩え方をするならば、ハミング・トードは駄菓子屋の棒ゼリーでしょうか。
 人工甘味料と合成着色料がたっぷり添加された「味の深み」などとは全く無縁のナゾノタベモノ。
 体にいいはずがないと子ども心にわかりつつも、毎日10円玉を何枚か握りしめて店に走り、
 舌をショッキング・ピンクや蛍光グリーンに染めながら、大脳を直撃するようなあの独特の甘さに
 誰もが酔いしれたものです。
 「 Love under the lily pad 」安物のラジカセでヘラヘラ笑いながら聴いてくれるとうれしいです。

はちのひでし