<1997年6月発行 機関誌「魂花時報」29号より転載>
「ソウル・フラワー震災基金」に賛同し協力して下さった皆さんありがとうございます。
震災当初はたくさんいた私設ボランティアの人達も2年以上たった今、それぞれ元の生活に戻り、震災前からあったボランティア団体の人達が人材不足に困りながらも「在宅看護」「仮設住宅の人達の心のケア」に走り回っています。私達の基金も、一年前は仮設住宅へ「一人暮らしのお年寄り用の台所用品」等の協力を申し入れた所「ただでもらうくせがつくので遠慮して欲しい」という答えが返ってきたり、大きなボランティア団体にはスポンサーがついていてお金の行く先が最後までわからない等、問題が山積み状態。しかし、昨年10月に「白玉3Days」と銘打って仮設住宅で"炊き出し
& ライブ"をやったあたりから、私達なりの"基金の使い道"が見えてきたように思います。
現在(※1997.6月)、プールされているお金は553万7326円。
第一回目の報告から、仮設住宅へのケア(お弁当の配達等)を震災当初からやっている「すばる福祉会」へ50万円、仮設での炊き出しの材料費として5万9081円使わせてもらいました。
どうもありがとうございました。
現在、阪神障害者解放センター、ちびくろ救援グループの人達に基金の使い道を打診しています。
ソウル・フラワー・ユニオン 伊丹英子
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被災地の復興と一口で言ってみたところで、道路や建物の復興の影におしやられている人間の復興、市民の生活再建にはほど遠い、というのが現状です。特に震災以前からの社会的弱者、身寄りのまお年寄り、障害者等が前途に展望を持てない実状は、たまにしか被災地へ行かない我々にも(特に仮設住宅で演奏する時)ひしひしと伝わってくるのです。
被災地の人々のあくことない取り組みによって、やっと公的援助の制度化が実現されようとしています。そうした大きな動きと連携しながら、我々ソウル・フラワーの震災基金、仮設住宅等での演奏活動も、これからが本番という想いを強くしています。引き続き協力お願いします。
ソウル・フラワー・ユニオン 中川敬