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岸田繁氏(くるり)コメント
いちロック・リスナーとして、ゴツンときたのは確かニューエスト時代の「独り善がりの風」、そして「ワタツミ・ヤマツミ」の殆どの曲でした。ロックンロール・キングとしての中川敬をいつの時代も見つめ続けたいと思っていました。
幾度となくライブに足を運び、思ったのが、チンドンであろうが、ギターロックであろうが、ソウルであろうが、そこにすさまじいエネルギーと、サービス精神というのとはちょっと違う、酒の席にも似た盛り上がりと、ちょっとした照れが入り混じって、あんまり他では見たことない、でもすごく見てみたかったものがありました。ベタですが、「満月の夕」観て、涙腺緩まん奴はアホや。だって皆人間で、ロックが好きなんですから。当然です。
ライブ・バンドとしてのソウル・フラワー・ユニオンの素晴らしい点としてもう一つ、いわゆるロック・バンドらしからぬ演奏そのものへのこだわりというものがある。俺は河村氏のベースが大好きで(うちの佐藤もファンらしい)、あんなにメロディー、ハーモニー、リズムの3拍子そろった人もそんなに居ないと思うんです。彼をはじめ、鬼ともいえる演奏そのものへのこだわりは、絶対的に評価されるべきである。それが表現力に直結しているバンドだからです。
素晴らしい音楽の条件なんてそんなにはないですが、一つあるとすれば、本当につまらない、大した事のない物事に夢中になって、我を忘れる事じゃないでしょうか。イコールただのアホとも言えますけど、素晴らしいミュージシャンは結局みんなアホです。ソウル・フラワー・ユニオンは、誰にも気づかれる事なく、最高の阿呆になっていってるのが最近すごく気持ちいいです。
オリコン最高位チャート 80位
●High Tide & Moonlight Bash
【参加ミュージシャン】
[SOUL FLOWER UNION]
中川敬:Lead Vocal, Electric Guitar, Sanshin三線 /伊丹英子:Electric Guitar, Acoustic Guitar, Changoチャンゴ,
Lead Vocal, Chorus, Hayashi囃子 /奥野真哉:Keyboards, Chorus /河村博司:Bass, Hayashi囃子, Chorus
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大熊ワタル :Clarinet, Saxophone, Chorus /永原元:Drums GUEST MUSICIANS /太田惠資:Fiddle,Chorus /ドーナル・ラニー:Bouzouki,
Chorus /こぐれみわ:Ching Dongチンドン太鼓, Hayashi囃子 /原緑:Chorus
【レコーディング・データ】
ライブ・レコーディング:1998年〜1999年/東京
プロデュース:中川敬
ミックス・ダウン:河村博司/1999年夏/魂花神社スタジオ/大阪
マスタリング:田中三一/ソニー・ミュージック信濃町スタジオ
デザイン:坂村健次/コロムビア・クリエイティブ |