オンライン魂花時報WELCOME TO NAKAGAWA TAKASHI'S WORLD中川敬のシネマは自由をめざす!リスト > テロリストは誰?
NAKAGAWA TAKASHI'S ALL CINEMAS GO FORWARD TO FREEDOM !
テロリストは誰?
  (2004年 アメリカ)
  監督: フランク・ドリル
  原題: WHAT I'VE LEARNED ABOUT U.S. FOREIGN POLICY
(THE WAR AGAINST THE THIRD WORLD)
  主要舞台: アメリカ
    制作:グローバルピースキャンペーン
販売元:ハーモニクスプロダクション
公式サイト:www.wa3w.com

  「この世で最大の暴力請負人は我が国の政府である」(マーティン・ルーサー・キング Jr. 牧師)

  「2001・9・11同時多発テロ」は、戦争中毒国家アメリカ合州国に「テロとの戦い」というとんでもなくふざけた口実を与えてしまった。しかし、もし仮に当節の大統領がジョージ・W・ブッシュでなかったとしても、アメリカによるイラク、アフガニスタンへの侵略行為が行われていた可能性は高い。イラク攻撃・侵略の現状は、ベトナム侵略戦争同様、アメリカが1945年以降一貫してとり続ける犯罪的外交政策の延長戦上にあるだけであって、「特別なケース」あるいは「一度だけのミス」などでは決してないのだ。見過ごしてはならない。明白な軍事的手段以外の、CIAによる他国干渉まで含めると、アメリカがこの六十年間、他国を侵犯しなかったことなど一度もないのだから。終止符を打たなければならないのは、ブッシュ政権だけでなく、アメリカの歴史的犯罪的外交政策全体なのである。「第二次大戦以降最大の犯罪は米国の外交政策である」(ジョンソン政権下の司法長官ラムゼー・クラーク)。

  本作『テロリストは誰?』が暴露する、アメリカの第三世界に対する悪逆非道な人種差別的外交政策は、今さらながらに衝撃的だ。そして何よりも問題なのは、肝心のアメリカ人自身がこうした海外に於ける米軍の所業を全くと言っていい程知らされていないことに尽きる。
  ロスアンゼルス在住の平和活動家フランク・ドリル(あのジョエル・アンドレアス著『戦争中毒』の出版者でもある)は、アメリカ政府が第三世界に対して仕掛けてきたあまたの戦争と政権転覆の真相を描いた十本のドキュメンタリー映像を、二時間のオムニバス作品として編纂。その映像を通して、全米約百万人の人々にアメリカ外交の非道なる本質を伝えた。そしてその映像を、日本のグローバルピースキャンペーンが日本語版として制作したのが本作『テロリストは誰?』である。
  十本のドキュメンタリー映像の内訳は以下の通り。
  「マーティン・ルーサー・キング Jr. 牧師」「元 CIA 高官ジョン・ストックウェル」「影の政府:憲法の危機」「隠蔽工作:イラン・コントラ事件の裏で」「スクール・オブ・ジ・アメリカズ:暗殺者学校」「経済制裁による大量虐殺」「東チモールの大虐殺」「嘘まみれのパナマ戦争」「ラムゼー・クラーク元米国司法長官」「ブライアン・ウィルソンの癒し」
  ここでは、アメリカの外交政策の凶悪な恐るべき実体があますところなく生々しく報告されており、映像作品というにはあまりな憤りと戦慄の二時間である。人類史上類をみない真のテロ集団アメリカ合州国の本質がここにある。マイケル・ムーア(『ボウリング・フォー・コロンバイン』の項参照)の諸作と共に「日本人」必見作だ。
  なお、『テロリストは誰?』の公式サイトはこちら。[www.wa3w.com]
  本作の DVD/VHSビデオは通信販売でも購入可能。グローバルピースキャンペーンでは日本全国各地での自主上映会開催(自宅も含む)を勧めている。まずは本作の DVD/VHSビデオを購入あれ。