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リベラルな論客でもあるモレッティの諸作品に通底してあった社会批判と皮肉は影を潜め、ダイレクトに家族、個人のドラマを描いた入魂の力作が本作『息子の部屋』である。『親愛なる日記』や前作『エイプリル』のような身辺雑記風セミ・ドキュメンタリーも諧謔のパンチが効いていていいが、モレッティはここに来て芸風を一変、本作にあるのは、ネオ・レアリズモの伝統や昨今のイラン映画を思わす、簡潔さから立ち上る感動だ。 舞台はアドリア海沿岸の小都市アンコーナ。精神分析医ジョバンニは、妻パオラ、娘イレーネ、息子アンドレアとの、ユーモアに溢れた暖かな家庭を築いている。少々退屈ではあるものの、不足のない平穏な毎日である。 |
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幸福な生活は断ち切られ、深い悲しみの中、互いの感情の些細な行き違いから、家族の心は次第に離れてゆく。 痛み。迷い。孤独。受け入れることの出来ない現実。 |
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