Clover Chronicles

1993 suite supuesto!  TOSHIBA-EMI 
TOCT-8434 ¥2,300 (Tax in)

1 誕生日
2 日曜日のミツバチ
3 ペニーアーケードの年
4 Dear, 1984年の僕
5 冬の最後の雪
6 Both Sides, Now
7 サトウカエデの下で

  


 

誕生日
 

今日 生まれたんだ
僕は この世界に
新しいゆりかごが
揺れるよ

蒼く澄みきった
想いがあふれたる
とまどうほど

微笑む君のそばにいれば
恐れることはないよね

今日 生まれたんだ
何も迷わないよ
生きていこう

囁く君の声を聞けば
叶わぬことはないと
思えるから

La La La
La La La


 



  

日曜日のミツバチ
 

ひどくありふれた日曜日
何もとりたててすることもない
まるで羽根のないミツバチ 6月の雲の下
こうして空をぽつんと見てたら

くだらない仕事の谷間の Holiday
僕はいつまでここにいるの

どこにも行かない 何もよくならない
誰かがどこかで風をとじこめている

錆びた観覧者のように
世界はぎこちなく回るよ
遠く夢のある国では まだ陽も昇らない
それでも僕らより ずっとマシさ

生まれたときから すべてを失くしている
僕はいつでも 淀みの中

どこにも行かない 少しもよくならない
誰かがどこかで河をせき止めている

ひどくありふれた日曜日
何もとりたててすることもない
丘を登ったところで 菜の花は咲いていない
誰もがそれくらいわかっているはずさ

パンの袋かかえ 自転車とばして
曇る光にまみれながら

どこにも行かない 少しもよくならない
こうして 虚ろに空を今日もただ
この空を明日もただ
この空を眺めつづけよう


 



 

ペニーアーケードの年
 

雲が晴れるように
少しづつは わかってはきたんだ
夜はいつも長く 朝はいつもはかないものだと

お気に入りのシャツを着て 靴ひも結んだなら
かかとを鳴らして 歩きだそう

今も思い出すよ あの7歳のむし暑い誕生日
僕はティーカップの中
何にだってなれる気がした

とっくにさびれ果ててて がっかりするだろうけど
君を連れてくよ今度

光と影 あの夏の日の ペニーアーケード
埃まみれ 悲しく揺れる メリーゴーランド
もう二度と僕は あの頃へは戻れない
戻らない

お気に入りのシャツを着て 靴ひも結んだなら
かかとを鳴らして 歩きだそう

光と影 あの夏の日の ペニーアーケード
埃まみれ 悲しく揺れる メリーゴーランド
もう二度と僕は あの頃へは戻れない
戻らない


 



 

Dear,1984 年の僕
 

親愛なる僕よ 元気かい
このところ めっきりと寒くなったね
僕は今 週に8日働いてて
長いこと君のことも忘れてた

君にあいたくて 僕は手紙を出す
晴れた日曜の朝に ポストに出しに行こう

親愛なる僕よ 許してほしい
少しづつ 風向きが悪くなってる
もう君の顔も 思い出せないよ
時々は 声くらい聞かせてよ

地下鉄が延びて ほんの近くまで来た
時は流れに流れて 変わるべき時が来た

何度出してみても この部屋に届く
あの頃の僕は今の僕とは違うのに

それでも
君にあいたくて 僕は手紙を出す
晴れた日曜の朝に ポストに出しに行こう


 



 

冬の最後の雪
 

冬の最後の日の雪が
灰色に閉ざされた
君の街に降り積もる
街をおおい尽くす
風の中
風の中

静かで光のない大地に立ち
僕はただ 景色にのまれていく

永遠に溶けない氷がある
君の胸の北の果て ひっそりと

鋭い鳥の声
楡の木の森
僕はまた2月にとり残されたんだ
たった一人で


 



 

Both sides now(words & music:Joni Mitchell)
 

Raws and flows of angel hair
and ice cream castels in the air
and feather canyons ev'rywhere
I've looked at clouds that way

But now they only block the sun
they rain and snow on ev'rywhere
so many things I would have done
but clouds got in my way

I've looked at clouds from both sides now
from up and down , and still somehow
it's cloud illusions I recall
I really don't know clouds at all

Moons and Junes and Ferris wheels
the dizzy dancing way you feel
as ev'ry fairy tale comes true
I've looked at love that way

But now it's just another snow
you leave'em laughing when you go
and if you care , don't let them know
don't give yourself away

I've looked at love from both sides now
from give & take , and still somehow
it's love's illusions I recall
I really don't know love at all

Tears and fears and feeling proud
to say " I love you " right out loud
dreams and schemes and circus crowds
I've looked at life that way

But now old friends are acting strange
they shake their heads , they say I've changed
well something's lost , but something's gained
in living ev'ry day

I've looked at life from both sides now
from win and lose and still somehow
it's life's illusions I recall
I really don't know life at all

I've looked at life from both sides now
from up and down , and still somehow
it's life's illusions I recall
I really don't know life at all


  



 

サトウカエデの下で
 

音楽が空に満ちゆくあいだ
ありえない出口探して遊ぼう

争うことが大好きな僕ら
滅びるまで自分の影にいつも脅え

そして僕らは 利口な僕らは
毎日宿題を忘れ続ける

僕もただ彼らの中の一人
輪を外れ素知らぬ顔で眺める

許し合うのが苦手な僕ら
後戻りできない 今は止まれない

そして僕らは 進んだ僕らは
暖炉で木登りを懐かしむのか

音楽が空に満ちゆくあいだ
新月は夕日に赤く溶けるよ

高いこずえに雲は宿り
目の前をまっさらな雨の粒が降る

そして僕らは マトモな僕らは
豊かな貧しさを憎むだろうか

僕らはいつか ・・・