地の果てより発つ

1998
suite supuesto!  TOSHIBA-EMI

TOCT-4096 ¥1,020 (Tax in)

1 地の果てより発つ
2 ヒバリが鳴く頃に
3 地の果てより発つ      (snow bell version)

 

 

地の果てより発つ
 

そして美しく 春は訪れる
なにげない空を 茜に染めて
矢のように速く 根のように深く
わかりきる 思い違いもなくね

延々と闘争の日々にあって
世の末を憂いながら
風を追える 虹に触れる 翼を得るまで

やがて清らかに 雨に溶けてゆく
吐き出した息の霧はたち消え
負に沈むごとに 闇をぬぐう手に
続いてく 何の疑いもなくね

暗雲と妄想の海に酔って
悲しみに暮れながら
朽ち果ててく 土に還る その日が来るまで

些細なまま 日溜まりをわけもなく
ウグイスの巣で暮らすあてもなく
唯一無二 僕は僕のままで
孤高行くんだよ

延々と闘争の日々にあって
世の末を憂いながら
風を追える 虹に触れる 翼を得るまで

ひどく穏やかに 芽を吹く緑の
こめかみに秘めた 強く汚れのない意志
いつでも感じていたいよ
いつだって 思い違いもなくね
いつだって 疑いもなくね


 

  

ヒバリが鳴く頃に
 

ずっと考えてる 何が僕は欲しいの?
とても単純すぎて わからないだけかも・・・

ベルギー映画みたい
望みがひとつかなうのならば

夏を待つ シャツには冷たいベリー
僕達は 世界をつきとめる
青空のてっぺんで ほら ヒバリが鳴く頃に

ずっと気になってる 何に怯えてるの?
明かりが暗すぎて 手探りなだけだよ

氷河を溶かすメロディ
望みはぜんぶかなえてあげる

冬が来る 鈴の音鳴らしながら
僕達は暖炉に火を灯す
真白なシュガーパウダー 街を飾るまでに

日ごとに変わる 緑も空気も

夏を待つ シャツには冷たいベリー
君はただ 軽くまつ毛で笑う
冬が来る 鈴の音鳴らしながら
僕もまた まとわりを振りほどく
青空のてっぺんで ほら
全力でかなえよう ヒバリが鳴く頃に